「畳」は、日本が独自に作り上げてきたものです。
古くから日本人に愛されてきた畳にはどんな効果があるのでしょうか。
日本人であれば馴染み深い畳ではありますが、その価値が見直されるようになったのは最近のことです。
このページでは畳がどんな効果を持つのか、その効果をご紹介します。
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人間は呼吸をするのと同時に光も吸収しています。人間には自分の皮膚の色に近い反射率の色を感じると安心できるという本能があります。
畳が作る反射率は、日本人の皮膚の反射率とほぼ同じ。畳の部屋は、日本人にとって安らぎを覚える空間になるのです。 -
フローリングの部屋では下の階に響いてしまう余分な音も、畳であればその強い吸音性で遮断してくれます。
畳のお部屋を歩くときの音が懐かしい方もいらっしゃると思います。お部屋の中が静かな空間だからこそ、その音が印象に残っているのかもしれませんね。 -
畳は、人間が畳の部屋に寝た場合、一晩でかいた汗の3分の1を吸収してくれます。 畳に布団を敷いて寝る場合、布団をたたむと、畳が布団から吸収した水分を適度に乾燥させてくれるので、頻繁に布団を干す必要がありません。
畳の吸収力は、なんと1枚につき約500ccといわれています。乾燥すれば、畳は室内を快適な条件に整えるために、適度の水分を放湿するという機能もあります。
夏の暑い日も畳のお部屋だと、どこか涼しく感じたことはありませんか?
それも畳の吸湿性のおかげなのです。 -
畳の部屋にいるだけで、何かリラックスした気持ちになった経験はありませんか?
その秘密は、畳がかもし出す独特の匂いと関係しています。 畳の香りとは、主にい草の香りなのですが、このい草の香りには鎮静効果があり、まるで部屋の中で森林浴をしているのと同じような効果をもたらしてくれます。
この心地よい香りで、私たちは自然に呼吸が深くなり、心身ともにリラックスできるというわけです。